お酒の上手な保存法2

最近は個人宅で、お酒専用の冷蔵庫をお持ちの方も見かけるようになりましたが、ワインと同様、管理の難しい日本酒、特に生酒をお求めになる方から、どうやって保存しておくと味が変わりにくいかということを聞かれます。

日本酒、ワインのような醸造酒の天敵は高温・急激な温度変化と、日光・蛍光灯です。生、火入れともに、日光や蛍光灯の当らない、温度の一定な場所(生酒の場合は冷蔵庫)に保管していただくと喜びます。また、生酒の一升瓶はお買い得ではありますが、なかなか冷蔵庫には入らないため、敬遠されがちです。

また一升瓶は飲むほどに、瓶の中に空気も入りますので、その状態で長く置いておくと酒質も変わりやすくなります。そこであるお客さんが実践しておられる方法なのですが、一升瓶からその日の量だけ他の容器に移し、残ったお酒の量に見合った容器に移してやることで、お酒が酸素と接する面積を小さくもでき、冷蔵庫に入れてやることも可能になります。

ちょっと面倒かもしれませんが、ずっと美味しく飲んでいただけると思います。